アンケートの誘導尋問
いわゆる世論調査のやり方で、気に入らないことがある。○○という施策の効果への期待度の選択肢が、いつも「期待できる」「ある程度期待できる」「あまり期待できない」「期待できない」の 4種類なのだ。
まるで他人事のような聞き方である。
こういう聞き方をしたら、大抵は「ある程度期待できる」か「あまり期待できない」のどちらかを選択するに決まっているのである。そして結局曖昧な調査結果に終わる。
それは、他人事のように聞いているからである。 本来ならば、「期待できるか」ではなく「期待するか」と聞くべきなのである。回答の選択肢は、 「期待する」「ある程度期待する」「あまり期待しない」「期待しない」にすべきだ。
そうすれば、回答する方も、自分のこととして答えることになる。「期待できるか」という聞き方では、「個人的には期待したいのだが、現実的にはどうかなぁ」と余計なことまで考えてしまい、無難な回答を選択しがちである。それを集計した結果なんて、当たり障りのないものになるだけだ。
大体において、日本の風土は個人の意見が反映されにくい。自由に答えていいアンケートにおいてすら、こんな調子で中途半端なところに落ち着くような誘導尋問的なのだから、困ったものである。
| 固定リンク
「比較文化・フォークロア」カテゴリの記事
- 20日未明の大地震が、平将門の祟りという話(2026.08.25)
- 台湾で神様になった日本人が 50人以上いるという(2026.08.05)
- 「歩行者は右側」の規則は江戸時代の慣習と矛盾するけど(2026.02.08)
- Forbes に見る「酒」に関する日米イメージ比較(2026.01.25)
- 外国人にそばを食わせることと、「食の好奇心」(2026.01.22)







コメント