「パッチ」 を当てるとは?
Windows に欠陥が発見される度に、「パッチ」 と称するものをあてがうことになっているのだが、この 「パッチ」 、もともとは 「パッチワーク」 という言葉があるように、「当て布」 という意味である。
「肘当て布」 は 「エルボーパッチ」 という。
しかし、世の中には 「もう一つのパッチ」 というものがある。知らない方は辞書で引いてみていただきたいのだが、「パッチ」 には 「股引き」 という意味もある。朝鮮語で袴に似た衣服のことを パチというのが語源という説もあるが、よくわからない。
時代劇の渡世人もので、尻をからげた着物の下にはいているのも、「パッチ」 である。
私は、Windows のアップデートで 「パッチを当てる」 という言葉を聞くたびに、ついソフトウェアが股引をはいて歩いている姿を想像してしまうのである。「ふんどし」 だけでは、スースーして無防備この上ないので、その上に 「パッチ」 をはかせなければならないというような気がしてくる。
そうなると、Windows というのは、何枚ものパッチを重ねばきして、ゴワゴワの下半身の動きが取れなくなっているのではなかろうかと、心配になってくるのである。
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