よくわからん理屈
今日は一日がかりで、ある葬式に列席してきたが (詳細は 別宅の日記参照)、帰り道にカーラジオで聞いた某ニュースショーのコメントには、正直言って首をかしげた。
民主党は、マニフェストよりもシャドウ・キャビネットを発表しろというのである。
それは、このような文脈で出てきたことである。
今回の小泉さんの所信表明演説は、イメージ訴求ばかりで具体性に乏しい。従って、民主党はそれにつけ込んで具体的な提案を行い、国民の支持を得るべきである。そのためには、あんなマニフェストなんかより、民主党としての閣僚名簿を発表して、具体的政策の提案をすべきなのである。
と、まぁ、こんな主張なのであった。マニフェストが漠然としていて、閣僚名簿だと具体的だというのである。
よくわからん主張である。なんでシャドウ・キャビネットを発表することが、「具体的政策の提案」 になるのか。土台、我々一般国民は、現実の内閣閣僚の名前さえも、ほとんどよく覚えていない。シャドウ・キャビネットなんか発表されたところで、「それがどうした」 程度ですんでしまう。その意味では、マニフェストの方が、少なくともわかりやすいと思うがなぁ。
一般国民の政治に関する意見を代弁するような格好をして、わけのわからん言いがかりで格好付けるのは、勘弁してもらいたい。
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