深夜急行バスの謎
聞くところによると、銀座から柏までは深夜急行バスがあるそうだ。かなり遅くまで運行しているので、残業か飲み会で終電に遅れた場合など、重宝しそうだ。
調べると、柏だけでなく、千葉や横浜方面などにはあるが、取手行きはないようだ。
なんでも、この深夜急行バスというのは、最近になって需要が増えているので、バス会社は増便を行なったか計画中であるらしい。
これは一体なにを意味するのか。
楽天的に考えると、最近になって、桁外れの残業や、遅くまでの飲み会が増えたので、深夜バスの需要が増えたとみることもできる。バブル崩壊以来、残業手当抑制のため、一定以上の残業は控えるようになっていたし、飲み会をしても大概は一次会でお開きで、夜が更けるまで飲み続けるということがなくなった。しかし、最近は二次会、三次会が出てくるほどに、景気が回復しつつあるのだろうか。
しかし、悲観的に見ることもできる。
企業のリストラによって、労働負担が増大し、まともな残業ではこなしきれなくなって、遅くなる一方なのかもしれない。そして、いくら遅くなっても、バブルの頃と違ってタクシー券なんかは出ないので、深夜バスを使うしかない。
一体どっちなのだろう。一説によると、アパレル関連の卸売ベースの業績は回復しつつあるらしい。ようやく景気回復の兆しが見えてきたのだろうか。
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