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2003年10月17日

道路のお話

道路公団問題は、かなりオドロオドロしいことになってきたようだ。またしても、総論的方向を各論でややこしくする構図だ。

総論では、藤井総裁も 「民営化推進に協力している」 のだという。しかし、各論をみたら誰だって滅茶苦茶だと言うだろう。

各論をどんどんさらけ出したら、まとまる話もまとまらないのは当たり前なのだから、抵抗しようと思ったら、どんどんそっちの方向に落とし込んでいけばいい。藤井氏は総裁なのだから、各論の話なら、出そうと思えばいくらだって出せる。初めから優位に立っている。

各論に入り込めば入り込むほど忘れ去られるのは、国民の利益である。高速道路の通行料金を始め、現状の道路行政に満足している国民なんて、ほとんどいない。その上、こんな泥仕合を長引かせられては馬鹿馬鹿しくなってしまう。

藤井氏側の論理に、国交省はタジタジになっているという。こうなったら、とことんやってもらえばいい。かといって、藤井氏が勝ち誇ったとしても、誰にも喜んでもらえないだろう。それを考えると悲しい。

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