ソフトのバージョンアップ
マイクロソフトの Office 2003 がもうすぐ発売になりそうだが、それを買おうという人を見たことがない。多分、売れないだろう。
Office セットは、XP で十分だ。これ以上バージョンアップされたところで、きっとこなしきれないし、買う意味があまりない。
私も、多分買わないだろう。Office セットは、Office 2000 で十分だったが、XP は新しく買ったパソコンにバンドルされていたので、否応なしに使わされているだけである。
だから、多分 Office 2003 もハードの新機種にバンドルされて、否応なしに普及していくのだろう。選択の余地がないというのも、あまりいい気持ちのものではない。ソフトはいまや十分に高性能になっているのだから、無原則なバージョンアップによって、旧バージョンとの互換がとれなくなる方が、ずっとデメリットになる。
Windows 95 の頃は、「自らの製品を陳腐化させること」 によるマーケティング手法で、次々に新しいソフトが開発され、売れまくったが、もう、これ以上はだまされない。なにしろ、買ったソフトがなかなか陳腐化しないのである。
そんなこんなで、マイクロソフトの一極支配構造も、徐々に変化していくのかもしれない。別に Windows でなくても、いっこうに構わない。いままでのドキュメントの互換がきちんととれさえすれば、ソフトなんて何でもいいのだ。奢れるものは久しからずである。
ささいなことだが、私は年賀状作成ソフトを、この 5年以上バージョンアップしたことがない。5年前のもので、十分に便利である。これ以上バージョンアップしたところで、うっとうしい余計な機能、それも100年経ってもきっと使わないであろう機能がくっついてくるだけだ。本当に、これ以上の余計なバージョンアップは勘弁してもらいたい。
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