「エスカロップ」 という料理
ラジオで仕入れたネタなのだが、「エスカロップ」 という食べ物をご存じだろうか。
ある町では非常にポピュラーで、そこの人たちは日本中で食されているものと信じているが、実はその町を一歩外れると、誰も知らないという、とてもユニークな料理らしい。
ラジオでは、そこから先の話しは、「来週の謎解きのお楽しみ」 ということで、明らかにされなかったのだが、気になって、Google で検索したら、呆気なく調べがついた。今や、Google は百科事典より役に立つ。
これは根室の町では知らぬ人とてないという有名料理で、ほとんどの喫茶店やレストランのメニューにあるらしい。地域限定料理の、隠れた大ヒットといえる。どんなものかというと、こんなものである。バターライスにカツを乗せ、デミグラスソースで和えたものというのが、最大公約数のようだ。
語源は、フランス語で 「薄く切った肉」 ということのようだが、確認したわけではないので、間違っていたとしても責任は取りたくない。
その昔、根室のあるレストランのシェフが考案して広まったものらしいが、根室以外にはまったく普及しなかったという点が、とても興味深い。根室の人たちにとってはあまりにも身近な洋食なので、日本中のレストランのメニューにあると思っているというのも、すごくいい。
一度根室で食べてみたいものである。
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