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2003年11月 3日

ふるさとの訛り懐かし

今日は妻に母の世話をしてもらい、父の骨休めのために、近くの温泉に行った。祝日とあって、昼からかなりの混みようだった。

温泉につかりながら、懐かしい訛りの会話が飛び交うのを聞いていると、しみじみ故郷にいるのだという気がしてくる。

「おめいのかぎ、んなもいだが?」
「やんや、まだだの」
「ごんぼは?」
「ごんぼだの、だめだ、のぎにぐぐで、こしいだぐで、こしいだぐで、やだぐなる」
「んだの、おらいも、ごんぼだば、つっこしがと、こしゃわねぐなたぉんの」

翻訳すると、以下の通り。

「お前の家の柿、みんな取ったか?」
「いや、まだだね」
「ごぼうは?」
「ごぼうはだめだ。抜きにくくて、腰が痛くて痛くて、いやになる」
「そうだな、俺んちもごぼうは少ししか作らなくなったものなぁ」

庄内弁を単にひらがなで表記してしまうと、我ながら、どこの国の言葉だと言いたくなる。しかし、翻訳して標準語にしてしまうと、なんだかよそ行きでちっともニュアンスが伝わらない。方言は、きちんと残していきたいものである。

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