ふるさとの訛り懐かし
今日は妻に母の世話をしてもらい、父の骨休めのために、近くの温泉に行った。祝日とあって、昼からかなりの混みようだった。
温泉につかりながら、懐かしい訛りの会話が飛び交うのを聞いていると、しみじみ故郷にいるのだという気がしてくる。
「おめいのかぎ、んなもいだが?」
「やんや、まだだの」
「ごんぼは?」
「ごんぼだの、だめだ、のぎにぐぐで、こしいだぐで、こしいだぐで、やだぐなる」
「んだの、おらいも、ごんぼだば、つっこしがと、こしゃわねぐなたぉんの」
翻訳すると、以下の通り。
「お前の家の柿、みんな取ったか?」
「いや、まだだね」
「ごぼうは?」
「ごぼうはだめだ。抜きにくくて、腰が痛くて痛くて、いやになる」
「そうだな、俺んちもごぼうは少ししか作らなくなったものなぁ」
庄内弁を単にひらがなで表記してしまうと、我ながら、どこの国の言葉だと言いたくなる。しかし、翻訳して標準語にしてしまうと、なんだかよそ行きでちっともニュアンスが伝わらない。方言は、きちんと残していきたいものである。
| 固定リンク
「庄内の話題」カテゴリの記事
- 故郷の酒田市にクマが出たというニュース(2023.06.08)
- 授業をサボり、庄内砂丘に寝転がる(2021.06.15)
- 酒田の地吹雪の凄さ(2021.01.07)
- 楽な親孝行をさせてもらった(2002.11.23)
- 「がんす」 と 「のぅ」(2003.07.30)
コメント