« 「存在感」を英語で言うと? | トップページ | 「オレオレ詐欺」と情報化社会 »

2003年11月11日

石原発言の字幕ミス

石原都知事が、TBS の字幕ミスで告訴も検討中だという。「私は日韓合併の歴史を100%正当化するつもりはない」との発言に、「100%正当化するつもりだ」と字幕をつけたものだ。

はっきり言って、TBS の大チョンボである。

本当に TBS の記者の耳に「正当化するつもりだ」と聞こえたにせよ、あまりにも不自然な言い回しである。文学者の都知事の言葉とも思われない。当然、後できちんと確認するべきだったろう。

それをせずに「正当化するつもりだ」として放送してしまったのは、完全に意図的なものか、あるいは、記者の石原都知事に対する偏見がよほど強かったため、ついそのように聞こえ、しかも聞こえた通りに信じ込んでしまったか、単純に考えればそのどちらかだ。

いくら何でも、明確に意図して誤報を流したとは信じたくないが、ニュースで見る限り、都知事発言の編集の仕方がいかにも「絶妙のタイミング」でぶち切ったもののように見えるのも確かである。都知事が「悪質な捏造の意図を感じざるを得ない」とするのもわからないではない。

テレビでは、いかにもセンセーショナルに見せるために、あのようなタイミングで編集するテクニックが確かに横行している。しかし今回の編集の仕方は、記者の書いた原稿に合わせて、映像の方まで無理に辻褄を合わせたような印象だ。

いずれにしても、「確信犯」ではなかったとしても「未必の故意」に近いくらいの恣意性はあったと、私はみる。そうでなかったら、いくらなんでもこんな正反対の間違いはない。

|

« 「存在感」を英語で言うと? | トップページ | 「オレオレ詐欺」と情報化社会 »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 「存在感」を英語で言うと? | トップページ | 「オレオレ詐欺」と情報化社会 »