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2003年11月 8日

イラク派兵

自衛隊のイラク派兵は、1,000人規模になりそうだと報道されている。政府としては、今更 「止めた」 とも言えないだろうから、本当に行くことになるのだろう。

願わくば、全員無事で帰ってきてもらいたいものだ。

イラクは泥沼と化している。サダム・フセインさえ倒せば、後は民主化が進むと思っていたのは、米国の大きな誤算だったとしかいいようがない。考えてみれば、「イラク」 というのは無理矢理まとめなければ国家として機能しない事情がある。

基本的に多民族国家で、「あちらを立てればこちらが立たず」 的な微妙なバランスが求められるし、隣国のトルコとイランの利害が密接に関わり合うので、なかなか複雑だ。さらに、他国から訳のわからないゲリラが山ほど入ってきていて、あちこちでテロをしまくる。手のつけようがない。

想像するに、イラクの一般民衆としては、早くまともな暮らしに戻りたいという願いに尽きるのではなかろうか。いろいろな思惑であちこち爆弾を仕掛けられては、たまらない。

多分、米国民としても、これ以上イラクに駐留し続けることに何の意味があるのか、見いだしにくい状況になっているはずだ。裏に回ればいろいろな利権がらみで、引くに引けないのはやまやまなのだろうが、毎日毎日米兵の生命が失われていくという現実に、どこまで耐えられるのか。

そんなところに出て行くのだから、自衛隊も大変だ。政府はよほどしっかりと状況を見据えていかなければならないはずなのだ。下手すると、最後には大した情報もなく、日本人だけでオロオロしなければいけなくなるぞ。

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