広域農道と縦割り行政
全国各地に「広域農道」というものがある。私の郷里の近くにも、非常によく整備された広域農道がある。
この「広域農道」というのは、滅多に渋滞もしないし、大変使い勝手のいい道なのだが、大抵の場合、一般国道からの接続がとてもわかりにくくできている。
せっかくの道路なのに、国道からの接続がわかりにくく、標識も完備していないので、十分に活用されているとはいえない。それもそのはず。これらはあくまでも「農道」なので、農家の人たちが利用すればいいというコンセプトのようなのである。
とはいえ、国道を利用すると混雑する上に遠回りになるようなところに、ちょうどよいショートカットとして広域農道が作られているケースが多いので、とても重宝である。時には、今問題になっている「熊や猿しか通らない」ような高速道よりも、ずっと便利なルートに設定されていることもある。地元の人だったら、ちょっと隣町に行くには有料の高速道を使わずに、平行する広域農道を通る。そうすれば時間だって大して変わらないし、なんと言っても、無料である。
こんなに便利な道なのに、広域農道は地元の人以外にはちょっとわかりにくい道という位置づけになっていて、そのわかりにくさを解消しようという積極的な動きはほとんどない。
それはなぜかというと、一般国道や高速道は国土交通省の管轄となっているのに対して、広域農道というのは農林水産省の管轄になっているためらしいのである。縦割り行政の弊害で、せっかく広域農道があって、地元では別に何の不便も感じていないようなところに、新たに国交省管轄の道路を作りたがる代議士がいたりするようなのだ。
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