「オレオレ詐欺」 と情報化社会
今日、山形県で「オレオレ詐欺」 被害を未然に防いだという記事があった。
75歳の女性が自分で銀行に出向き、現金を振り込む理由を行員に説明したところ、「そりゃあ、確認した方がいい」 と助言され、ウソとわかったというのである。
これに類したニュースは以前にもあった。こうしたニュースを聞く度に、「情報化社会なんてウソなんじゃないか」 と思う。「オレオレ詐欺」 というのは、報道し尽くされ、「使い古された手口」 として既に知れ渡っているものだと思っていた。しかし、老人の中にはまだひっかかる人がいるのである。
被害者は決してボケ老人というわけではない。それは、相手から振込先の口座番号を聞き、きちんとメモし、自分で銀行に出向いて振り込むという、結構高度な行動がとれるということでもわかる。こんなに 「まとも」 なオペレーションのできる人たちが、ニュースであれだけ話題になった詐欺の手口を知らなかったとは、にわかには信じがたい。
日本中が知っているようなことでも、それでも、知らない人は知らないのである。情報化社会とはいえ、せいぜい、その程度なのである。「情報」 の多くは当てにならないし、当てになる情報でも、その伝わり方が当てにならない。
そう言えば、某新聞の投票日前のアンケート調査で、投票日には 「必ず投票に行く」 と 「できるだけ都合をつけて行きたい」 という回答を合わせて80数%になったという記事があった。「うそばっか!」 と思ったが、案の定である。こんなのは、「当てにならない情報」 の最たるものだ。投票になんかあまり行く気がない人でも、新聞社に電話で聞かれると、カッコつけて答えるのである。そして、自分で言ったことに責任をもたないのである。
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