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2003年11月18日

バレーボールの国際エゴ

バレーボールのワールドカップ女子大会で優勝した中国チームの試合後の様子が中継されなかったとして、中国系香港紙、商報が批判の評論を掲載したという。

独占放映権を持つフジテレビが、試合終了後の約20分間、日本チームの様子ばかり放映したことを不満としている。

西安市の日本人留学生の寸劇を契機に反日感情が高まっていた経緯もあり、中国内のインターネットでも同趣旨の対日批判の書き込みが増加していると報道されている。

そんなもん、日本のテレビ局だもの、日本チームにフォーカスを当てるのは当たり前である。映像提供を受けた中国中央テレビで、中国人キャスターが日本のやり方について 「品がない」 と批判をしたというが、テレビなんて、元々それほど品のいいものではない。国際的エゴイズムである。

これが逆の立場だったら、日本人としては 「しょうがないなぁ」 程度のことは思うだろうが、騒ぎ立てたりすることはなかろう。「相手の国のメディアだもの、そりゃあ、そんなことになるわなぁ」 ってなものである。

とはいえ、フジテレビも「独占放映権」 を得ているという以上、多少は優勝国にリスペクトの意を表してもよかったかもしれない。あるいは、そんなことが気にならないほど、巨額の金が動くか何かで、あのイベントは実質上、「フジテレビのもの」 だったのか。

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