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2003年11月19日

良心的スポンサーのランク付け

日テレの視聴率買収事件では、900万円近くの金を使って、効果は最大 0.5%程度のものだったと発表された。そんなのは誤差の範囲内で、馬鹿馬鹿しさを感じる。

番組の価値判断の材料が視聴率しかないというのなら、質的判断を新たに視聴者自身が始めたらどうだろう。

これだけインターネットが普及しているのだから、やろうと思えば簡単にできるはずだ。良質の番組を提供する 「良心的スポンサー」 のランキング投票を、ウェブ上で行うのである。コンセプトは、「視聴率は必ずしも高くなくても、とても良質な番組を提供している良心的なスポンサー」 ということにしよう。ベスト10 に入って、マスコミで発表されれば、ゴールデンタイムの俗悪番組に高いスポンサー料を払い続けるよりも、ずっと高いパブリシティ効果が期待できる。

ホームページで投票できるシステムを構築して、その集計を月ごと (あるいは週ごと) に発表すればいい。裏ランキングとして、俗悪番組垂れ流しのスポンサーというのもあってもいいかもしれない。システム的には全然難しくないから、やろうと思えばすぐにでもできる。

うまく軌道に乗れば、マスコミ的にも結構な注目を集めることになるだろう。そうすれば、企業としても単なる視聴率よりも、「良心的スポンサー」 というステイタスを得ることができるので、そうした番組作りを促進することにつながる。それだけに、ランキングサイトの管理人は TV番組についてきちんとした見識を持った人が望ましい。私自身は TV番組にまったく疎いので、その資格はないから、アイデアだけ出して、誰かがやってくれることを期待する。

このコラムにヒントを得て、そうしたサイトを始める人がいたら、それなりの挨拶として、菓子折ぐらいは届けてもらいたい。マスコミに対する発表の仕方なんかは、手伝えるかもしれないぞ。

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