ラグビーと EU
ラグビーにもワールドカップはある。10月 10日からオーストラリアで開かれていたのだが、サッカーに比べるとかなりマイナーだ。
さきほど、イングランド対オーストラリアの決勝が終わり、イングランドが 20-17 で勝った。初優勝だった。それどころか、北半球の国が勝ったのも、今回が初めてだ。
1991年、私は英国に本部を置く某繊維系団体の職員だった。この年の秋は、日本でこの団体の国際会議が開催されていたが、英国 (イングランド) からきた理事たちは、ラグビーの結果に一喜一憂していた。この年の英国勢は、3チームともいいところがなかったのだが。
そう、英国からは、イングランド、ウェールズ、スコットランドの 3チームが出場しているのだ。91年、私はイギリスの某理事に聞いた。「どうして、3カ国が "ユナイテッド・キングダム・チーム" としてワールドカップに出場しないのか。統一チームなら、もしかしたら、優勝だってできるだろうに」
彼は、笑って明確な返事をしなかった。しかし、彼の表情からは、「どうして、日本人のお前にそんなことを言われなければならないのか? 昔から 3カ国なんだから、それでいいじゃないか」 という気持ちが読み取れた。
グレート・ブリテンは、なるほど、3カ国による 「連合王国」 なのだと実感した。そして、もう 1つの北アイルランドというのは、ワールドカップに出る 3カ国とはちょっと違って、要するに 「植民地」 なのだな。
フランスとドイツが主導権を握って一体化を強めようとする EU の中で、英国は距離を置いて付き合っている。なるほど、グレート・ブリテンの中でさえ 3カ国であることを主張する人たちなのだから、EU で一体化しようなんていうのは、難しいだろう。
| 固定リンク
「スポーツ」カテゴリの記事
- やれやれ、箱根は今年も青学だった(2026.01.03)
- ゲートボール人口が激減しているわけ(2025.05.29)
- 例の小学生空手大会での一件で、遅ればせながら一言(2024.11.14)
- パリ五輪、SNS で「誹謗中傷」することの恥ずかしさ(2024.08.07)
- 野球とサッカーのイメージを比べてみると(2023.05.17)
「経済・政治・国際」カテゴリの記事
- ファシズムへの経済制裁は民主主義の後退につながる(2026.04.16)
- トランプ、やっぱり頭のどこかがおかしいよね(2026.04.14)
- 高市総理、ついに「憲法改正」に言及(2026.04.12)
- 高学歴の夫と結婚した娘が専業主婦になりたがる傾向(2026.04.11)







コメント