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2003年11月 4日

庄内弁の生きた化石

今、酒田から戻ってきた。昨日に引き続き、庄内弁ネタにお付き合いいただきたい。

大学に受かって酒田を離れたのは32年前だから、思えばどえらい昔である。だから、私の中の庄内弁は、32年前のオールド・ファッションドのまま保存されている。

その上、「はひふへほ」 を 「ふぁふぃふふぇふぉ」 と、奈良時代のままの音韻で発音する祖母と一つ屋根の下で暮らしていたので、私の庄内弁はかなり筋金入りなのである。それが 32年前のまま、冷凍保存されているのだ。

酒田に帰ると自然に庄内弁で話をするのだが、周りの庄内人たちは、32年前に比べると、かなりの年配でも妙にしゃれた言葉遣いをするようになっている。ずいぶんアップデートされているようなのだ。しかし私の場合は、いったん 「庄内弁モード」 にスイッチが切り替わると、昔の言い方がそのまま出てくる。

だから、「あんや、としょりくせごど。今だば誰もそんだしゃべよ、さねもんだ」 (まぁ、年寄りじみてること。今は誰もそんなしゃべり方はしないよ) などと言われてしまう。

普段は関東で IT なんぞを取り扱っていても、こと庄内弁に関しては 「生きた化石」 になりかねないのである。

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