旅の恥はかき捨てではない
9月末に起きた例の上海での集団買春事件で、中国当局が日本企業の幹部 3人を国際手配したと報じられている。
日本の建設会社が 300人のツァーで上海まで繰り出し、500人の売春婦を買い占めたと報じられた事件である。中国はよほど腹に据えかねたもののようだ。
ところで、今回、香港・共同 - 毎日新聞で報じられたところによると、「組織売春などの罪に問われた」 のは、「中国人 14被告」 で、事実関係は、「珠海市のホテルを利用した日本企業が、ホテル側に売春女性を依頼し、女性 185人への支払いなど計約 29万元 (約380万円) をまとめて支払った」 ということのようだ。
だが、ちょっと待てよ、当初の報道では、500人の売春婦を買い占めたということになっていたが、185人ではずいぶん開きがあるではないか。
こんなこともあろうかと、私は 10月 5日の一撃で、思いっきり疑問を呈しておいた。300人の客に 500人の売春婦では、需給効率が悪すぎるのである。「白髪三千丈」 的ではないかとも書いておいた。
いずれにしても、「旅の恥はかき捨て」 ではない。今やどこまでもついてくるのである。身を慎んだ方がいいということだ。
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