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2003年12月 3日

年賀状のデザイン

この季節、必ずどこかで蒸し返されるのが、「家族の写真 (とくに子どもの写真) 入り年賀状」 の是非についての議論である。これ、嫌いな人は、とことん嫌いらしい。

デジカメと PC の普及で画像を取り込みやすくなったせいか、毎年必ず何通か届く。まぁ、私自身は決して作らないだろうが。

家族写真入り賀状の反対派は、「子どもがかわいいと思うのは、自分だけで、そんなものを見せられても、こっちは何とも思わない、親ばかにもほどがある」 と批判する。賛成派は 「親戚や親しい知人には、子どもの成長の様子を見るのを楽しみにしている人もいる」 と反論する。

ならば、親戚・親しい知人用と、一般用の賀状を別企画にすればいいではないかと思うのである。そもそもが、とくに親しくもない人や、ビジネス関係の知人向けの賀状を、親戚や親戚同然の親しい人向けと一緒くたに考える、無理があるのである。これだけ PC が普及したのだから、2~3種類の賀状をプリントすることは、自分でも簡単にできるはずだ。

考えてみれば、世の中が多様化したのに、賀状のデザインが 1種類だけという人が多いらしいのは、奇妙なことである。そんな杓子定規だから、「虚礼」 などと言われるのである。

コンビニなんかで、お仕着せのデザインを売るのも、私としては気にくわない。年に 1度のデザインぐらいは自分でやるべきではないか。私は、ここぞとばかりに凝った年賀状を作って、正月の楽しみにすべきだと思っている。

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