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2004年1月21日

画期的マウス・システム

今月 10日の 「Bit の哲学」 にも書いたが、キーボードのテンキーの部分が邪魔になって、体から離れた位置でマウス操作するため、右肩だけ異常に凝っていた。

テンキーレスでエルゴノミックデザインのキーボードがないものかと思っていたが、今日、緊急避難的だがいい買い物をした。

それは、トラックボール付きのマウスである。ある人に 「マウス自体を動かさなくていいので楽だよ」 と勧められていたので、試しに買ってみた。トラックボールを親指で動かすタイプの製品である。

しかし、実際に使ってみてわかったのだが、私のようにホームページ制作などの仕事が多く、細かい位置決めなどが必要だと、親指での微妙なトラックボール操作は今イチやりにくい。私に勧めてくれた人は、テキストをどんどん打ち込めばいいという仕事なので、微妙なマウス操作は必要ないようなのだ。

一瞬がっくりときたが、ふと、これまでのマウスとトラックボール式のマウスを併用できないものかと、USB ハブに両方差し込んで試してみた。すると、両方生きるのである。ノートパソコンにマウスを接続すると、マウスとマウスパッドの両方が生きるのを経験的に知っていたので、これは意外ではなく、期待通りである。

そして、これが大ヒットだったのである。従来のマウスをキーボードの右側に置き、トラックボール式を左側に置く。左手の人差し指から薬指までの三本指を添えてトラックボールを操作すると、かなり正確にコントロールできる。普通のマウス操作よりも正確なほどだ。そして、右側に置いたマウスはまったく動かすことなく、クリック操作だけを担当すればいい。

要するに、マウス・ポインターを動かすのは左手のトラックボール、クリックは右手のマウスにと、これまで右手だけで行ってきた操作を分業させるのである。これは言葉で表現するとうっとうしいようだが、実際にやってみると、かなり楽だ。とくに右手のマウスをあちこち動かす必要がなくなり、クリックだけで済むというのは、右肩にとってかなりの負担減となる。左手も、マウス全体を動かすのでなく、トラックボールを撫でていればいいので、疲れない。

このシステムに移行して 2時間ほどしか経っていないので、細かい使い心地などはまだレポートできないが、とりあえず、最初の印象はかなり快適だということだけは報告しておきたい。とりあえず、ひどい肩こりからは解放されそうだ。

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