« 我ながら 「言えてる」 こと | トップページ | 成人式の馬鹿馬鹿しさ »

2004年1月12日

スカートをはく男たち

ニューヨークのメトロポリタン美術館のコスチューム・インスティテュートで、昨年秋に "Men in Skirts" (スカートをはく男たち) という企画展が行われた。

民族衣装、歴史的なコスチュームから、現代のデザイナーのクリエーションまで、 100点以上が展示された。

現代ではファッション・タブーの象徴となった 「スカート」 が、歴史的には男性のワードローブの一部であったことをビジュアルで示す内容だったという。

ズボン形式のワードローブが世界中で一般化したのは、歴史的にはごく最近の話である。それまでは、西欧社会の特殊な服装でしかなかった。日本では着物だったし、アジア全般には貫頭衣的なものが主流だった。そして西欧社会においてすら、ローマ時代には貫頭衣だったし、ズボンは野蛮なゲルマン人の物という意識だったようだ。スコットランドでは、今でも 「キルト」 が男性の正装となっている。

どうも、ズボンというのはゲルマン的効率主義が、近代主義と結びついたことの象徴といえるようなのだ。私はスカートをはこうというほどの趣味はないが、温泉旅館の丹前を含めて、着物を着るとなんとなく癒される感じがするのは、近代の相克から解放された気がするからかもしれない。

|

« 我ながら 「言えてる」 こと | トップページ | 成人式の馬鹿馬鹿しさ »

ファッション・アクセサリ」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 我ながら 「言えてる」 こと | トップページ | 成人式の馬鹿馬鹿しさ »