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2004年1月 9日

無邪気な罪は重い

昨年 8月に大流行したワーム型ウィルスの "Blaster" が、個人ユーザーの間でまだくすぶり続けていて、インターネットのトラフィックに悪影響を与えているらしい。

ウィルスにやられていることに気付いていないユーザーが、かなりいるようなのだ。

前にもどこかで書いたような気がするが、お釈迦様は「知って犯す罪と、知らずに犯す罪とでは、知らずに犯す罪の方が重い」とおっしゃったという。そのことを思い出した。

知っていたら、用心する。知らないからタカをくくる。Blaster ウィルスの問題は、まさにそうだ。知らずに感染して今では自分がウィルスをまきちらしている人は、「だって知らなかったんだもん」で済ませたいかもしれないが、実際は、「知らなかった」では済まないのである。

知らないからこそ、半年近く経った今でも、平気で他に迷惑をかける。「知らずに犯す罪」の方が、はるかに被害甚大だ。

「知らなかったんだもん」で済ませたがる人には、気の毒だがこう言わなければならない。「知らなかったこと自体が、既に罪なのだ」と。インターネットの世界に身を晒すからには、最低必要源の知識は獲得して頂きたい。無邪気な罪は重いのだ。

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