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2004年2月11日

建国記念の日

建国記念の日である。去年のこの日も書いたことなのだが、この記念日の制定が「神話に基づくもので、史実ではない」との理由で反対する勢力がある。

私には、それがなぜ反対理由になるのか、理解できない。それを言うならば、クリスマスだって祝えなくなる。

今では、キリストの誕生日というのは実際には 12月 25日ではなかったことが定説になっている。それでも、ほとんど世界中で 12月 25日を「クリスマス」(聖誕祭)として祝っているのである。宗教行事としてのクリスマスと、国歌の祝日とは違うという向きがあるかもしれないが、欧米では多くの国でクリスマスを国の祝日に制定している。

「政教分離」などと簡単にいうが、文化に深く根ざしてしまった行事というのは、かなり宗教的背景を有しているので、そんなに単純に分離などできるものではない。欧米で「クリスマスの祝日を廃止せよ」などと言ったら、総スカンを食うだろう。

欧米の文化は「合理的」であるとして崇拝する人たちが、クリスマスに対して何も言わないくせに、建国記念の日にだけは異議を唱えたがるのは、どうしても「合理的」 ではないと感じてしまうのである。

「紀元節」の復活は軍国主義の復活だという人もいるが、はっきり言って、今日の日本は世界でも有数の「軍国主義的でない」国である。防衛予算の額が多いといっても、人口がこれだけ多くて、人件費も物価も高いのだから、自然に額は多くなる。総国家予算に対する比率で言ったら、近隣に「超軍国主義的」ともいうべき国がある。少なくとも、国民皆兵制度を持つ国から「軍国主義的」と批判される筋合いはない。

今回の自衛隊イラク派兵にしても、当の自衛隊員が「本当は行きたくない」だの「人を殺したくない」だのと自由に発言し、家族も「行って欲しくない」などと、戦前なら袋叩きに合いかねない率直な意見を表明している。こんな軍国主義がどこにあるというのだ。

 

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