« 建国記念の日 | トップページ | シンプル・イズ・ベスト »

2004年2月12日

手ブレ防止レーザーポインター

「手ブレ防止機能付カメラ」 が売り出されているが、私は 「手ブレ防止機能付レーザーポインター」 が欲しいと思っている。

最近、プレゼンテーションでパワーポイントを使うケースが増えたが、画面にポインターの赤いビームを当てる講師の手が、細かくプルプル震えていることが多いのである。

実は手が震えてしまうのは、とくに緊張しているわけではなくとも、中年以降の人間にとってはごく普通のことで、大酒飲みのオッサンほどその傾向は強い。ただでさえ手が細かく震える上に、スクリーンとの距離があるほど振幅は増幅されて、画面上ではかなりの 「プルプル状態」 になりがちだ。

私は乗り物酔いには強いが、このレーザービームの 「プルプル状態」 にはとても弱い。「死ぬほど」 ではないが、「吐くほど」 には気持ち悪くなる。とてもまともに見つめることができないのである。

私自身がプレゼンテーションを行う場合は、大抵の場合 「それでは、失礼して座ってお話させていただきます」 と言って、自分でマウスを握り、画面の中のマウスポインターで指し示すことにしているので、この 「プルプル状態」 は起きようがない。

しかし、世の中には、ステージ上で立って歩き回り、大袈裟なジェスチャーなどを交えながらプレゼンテーションしたがる人も多く (とくに米国人)、そうした人のほとんどは、このレーザーポインターを使うのがお好きなようだ。

どうしてもレーザーポインターを使いたいのなら、しっかりと脇を締めて、手が震えないように固定してもらいたい。あるいは、どうせ震えるのなら、常に大きめに動かし、周辺を含めて円弧を描くように指し示して、「プルプル」 をカモフラージュしてもらいたい。

しかし実際はそうした人に限って、さらに腕を伸ばして、一点を集中して指し示したがる傾向があるように思われる。すると、その一点は必ずと言っていいほどプルプル震えて、私はそれを正視できないのである。吐きそうになってしまうのである。

私は本当にシリアスに切望する。「手ブレ防止機能付レーザーポインター」 の出現を。

|

« 建国記念の日 | トップページ | シンプル・イズ・ベスト »

パソコン・インターネット」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 建国記念の日 | トップページ | シンプル・イズ・ベスト »