ブログとアート性
我が国でも、ブログ (blog) が急増中であるらしい。
ネットレイティングの調査によると、日本で最も利用者を集めているブログは 「はてなダイアリー」 で202万人 (2003年12月度157.8万人)、2位は @nifty の 「ココログ」 で59.4万人 (同18.5万人) だそうだ。
以下、3位 「マイプロフィール」 30.3万人 (同24.4万人)、4位 「ブログピープル」 28.4万人、5位 「livedoor Blog」 20.6万人と続く。ココログは前月比で 3倍以上に急伸している。
こうしたニュースが提供されるということは、日本ではブログというものが、その内容そのものよりも、どのサービス・プログラムを利用しているかが興味の対象になっているようだ。
私自身、「はてなダイアリー」 を利用している (「繊維・ファッション業界情報つまみ食い」)が、だからといって、そのカテゴリーでいっしょくたに論じられるということにはちょっと抵抗を覚える。「はてなダイアリー」 であるからどうこういうのではなく、自分自身のブログであることが大切なのだ。
実を言うと、私のもう一つのサイト "Wakalog - 和歌ログ" は、元々は 「楽天広場」 で開始したものである。この 「楽天広場」 も、ブログ・サービスの一つと言えるかも知れないが、私自身の好みとちょっと違う気がして、撤退して自前のサイトを作ったのである。楽天を撤退する際には、「ココログ」 で再構築しようかとも思ったのだが、やっぱりどこか違うような気がして、現在の形になった。
「楽天広場」 での経験でわかったのだが、あるひとつのブログ・サービスを利用すると、その中での相互アクセスはかなり促進される。自前の独立したサイトをもつよりは、ずっとアクセスが稼げるのである。それでも、"Wakalog - 和歌ログ" は自前の形にした。
「繊維・ファッション業界情報つまみ食い」 は、ビジネスものだから、既存のシステムの方が便利なのだが、"Wakalog - 和歌ログ" は一応アート感覚を重んじているので、オリジナルな体裁でないと、やはり自分自身がなじめないのである。
現在のブログ・サービスの課題は、そんなところにあるかもしれない。(今日の 「一撃」 は、blog 風にリンクをはりまくりました)
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