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2004年3月14日

広島出張 2 (原爆ドーム)

広島からは、昼前の新幹線で戻ったのだが、せっかく広島まで来て、原爆ドームを見ないで帰ってはお話にならないと思い、朝早く起きて見学に出かけた。

斜めから朝日を受けた原爆ドームは、原爆を落とされて 59年目になるというのに、言葉にできないほど生々しかった。

いじめ 、虐待、テロリズム、戦争 …… すべての暴力的行為を引き起こす心的状態、そうした心根を引き起こす遺伝子が、我々人間の中にあるのだとしたら、とても悲しいことだと思った。

原爆ドームは、この忌まわしき遺伝子の引き起こした仕業の最悪のシンボルである。すべての人は、ここに来てそのシンボルを見なければいけないと思った。そして、忌まわしき遺伝子が発動しないように、スイッチオフしてしまわなければならない。

この廃墟を世界遺産に指定したことは、逆説的だが人類にとって重要なことである。生々しいままに半世紀以上も保存している、その努力に敬意を表したいとしみじみ思った。

参照 : 3月13日の和歌ログ

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