桜開花予想
気象庁の発表した桜 (ソメイヨシノ) の開花予想によると、今年の東京の開花は 3月 20日 になるということだ。
今年の2月は、記録的な早咲きとなった一昨年以上の暖かさだったが、3月は平年並みと予想され、最終的な開花予想は 「平年に比べて早咲き」 という程度のようだ。
TBS で気象予報を担当している森田さんは、昨日、「多分、20日頃に咲くと思うが、気象庁はあまり極端な予想は避けたがる傾向があるので、おそらく、22日頃という予想をするのではなかろうか」 とうがった見方をされていたが、最近の気象庁は、森田さんがいた頃よりもずっとラジカルになったようで、大胆に 20日と予想したわけだ。
それよりも由々しき事態なのは、東京都心と八王子の桜の開花が、ほとんど差がなくなってきたことだという。以前は、都心に比べると 1週間くらい遅れて開花していた八王子の桜が、最近はわずか 1~2日遅れ、あるいは、年によっては、都心より早く咲いてしまうということまであるらしい。
これは、都市気候が郊外の八王子近辺に至るまで広がってきたということのようだ。ただ、いくら何でも 3月の時点では八王子の方が気温が低いのだが、桜というのは、開花以前の冬の気温が低いと、春の訪れに敏感に反応して咲くものらしい。だから、八王子の冬の方がかなり寒いので、ちょっと暖かくなるとさっさと咲くもののようなのだ。
これは、東京の方が鹿児島あたりより桜の開花が早いというのと同じである。鹿児島は、冬の寒さがそれほどでもないので、桜の方も、春になったと気付くのが遅れるようなのだ。
やっぱり何でも 「メリハリ」 というのは大切なのだろう。
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