Today's Crack
ふと思いついて、「今日の一撃」 をキーワードに Google で検索してみたところ、204件中 6位にランクされていた。
さらに思いついて、当欄の 英文タイトルである "Today's Crack" でググったら、なんと、世界レベルで 2位になっている。ただし、全体でも 44件しかないのだが。
普通は 「一撃」 を英語にしたら、"shot" なのだろうが、ここでは "crack" ということにさせてもらっている。"Crack" の元々の意味は、「裂け目」 とか 「ひび」 ということになる。専門用語で「クラックがはいる」 などといえば、製品の表面にひびがはいったということだ。
しかし、"crack" には、「ぴしゃりとくらわす」 などといった意味もあり、転じて、「気の利いた言葉」 という意味にも用いられる。「うまいことを言うね」 という場合、"It's a hard crack" などと言ったりする。そうした中で、世界第 2位というのは、ちょっと気分がいい。
ところが、どうも様子がおかしい。というのは、"today's crack" のキーワードでヒットした他のページをみると、どうも麻薬関係のものが多いようなのだ。「クラック」 というのは、コカイン系の麻薬の俗語でもある。インターネットの世界で "crack" と言ったら、もう80%は、そっち系になってしまうのかもしれない。
だとすると、もし英語圏の人が私のサイトを見たとしたら、かなり怪しいものに見えているかもしれない。何しろ、顔写真があれだもの。日本語が文字化けしてしまった画面で、 "crack" という言葉が一人歩きしたら、どんな風に思われるかしれない。
以前から、怪しい内容の英文スパムメールが頻繁に届くのは、そのせいかなぁ。(それは、私に限ったことでもないか)
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