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2004年4月16日

仕事と趣味

「仕事が趣味」 と公言する人がいる。「好きな仕事につけて、幸せだね」 と思う一方で、ちょっとした疑問も感じる。

「それで収入を得てるんだから、もはや 『趣味』 とはいえないだろう」 と思うのだ。それに、そんなんでは、定年過ぎたら人生途端につまらなくなるぞ。

「仕事が趣味」 という人に 2種類ある。ひとつ目は、若い頃からの好きな分野を掘り下げていくうちに、プロになってしまったというタイプだ。技術者、研究者などの専門職に多い。こういう人は、「仕事が趣味」 ではなく、「趣味が仕事になってしまった」 という方が正確だろう。幸せな人だ。

しかし、たまたま就いた仕事を脇目も振らずにやってきただけで、他に何にも趣味といえるものもないので、とりあえず 「まぁ、仕事が趣味みたいなもんですわ」 というのは、ちょっと怖い。こういう人は、定年退職してしばらくしてから会うと、急に背中が小さくなっていたりする。

ヨーロッパ辺りでは、「趣味 = ホビー」 と呼べるものの条件として、次の 2つがあるそうだ。

1. それで収入を得ていないこと。
2. その分野で解説書を書けるぐらいの力量があること。

かなりペダンティックな条件で、いかにも貴族趣味社会だが、このスタンダードを日本に当てはめたら、「趣味が仕事」 派は、1番目の条件で全滅だ。「趣味はゴルフ」 派の多くも、2番目の条件で振り落とされてしまうだろう。

趣味にも、英語では 2種類あって、上記の条件に当てはまるのが "hobby" (ホビー)で、暇つぶし程度のものは、文字通り "pastime" という。私の和歌は、まだまだ "pastime" レベルか。

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