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2004年5月17日

ニューヨークらしい一日

16日は日曜日。昼前に「商業施設視察」という公式スケジュールを済ませ、午後はやっとニューヨークらしいことができた。

当地の友人を訪ね、メトロポリタン美術館を脚が棒になるほど観て回り、夜は、ミュージカル「シカゴ」を見る。最後に、ロックフェラー・センターで一杯引っ掛けた。

ニューヨークには何度も来ているが、こんなにニューヨークらしい一日を過ごしたのは初めてである。日曜のため、午後からずっとフリータイムになったおかげででもあるが、それでも、これまでは同行した上司か誰かのお供をしなければならなかったので、こんなに自由に動けることはなかった。

独立して自分が「社長」になったことの、最大のメリットかもしれない。

夜のミュージカルの「シカゴ」は、アンバサダー劇場という、ブロードウェイでは案外小ぶりの劇場である。実は、芝居の英語というのはなかなか聞き取りにくいのだが、昨年に映画版の「シカゴ」を観ているので、大筋は理解できた。といっても、セリフの細かいニュアンスまではさっぱりわからなくて、回りのアメリカ人がどっと受けるのに付いていけないのが、ちょっと悔しかったが。

米国のミュージカルというのは、やっぱりすごい。野球のメジャーリーグと日本のプロ野球の違いぐらいは、確実にある。体をダイナミックに動かすパフォーマンスをさせたら、アメリカ人には敵わない。日本人が勝てるのは「幽玄」という領域だな。これなら多分、世界中で無敵だ。

最後に付け足しておくが、例のイラク人の捕虜虐待問題に関しては、米国人のほとんどは「とても恥ずかしい思い」をしているようだ。ブッシュの支持率が過去最低に落ち込んだことが、何度もニュースで報じられている。

ニューヨークの街では、ブッシュはとても人気がない。しかし、これはこの街の特殊性なので、中西部の「大きな田舎」であるシカゴに行ったら、また話は別だろうと思われる。

 

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