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2004年6月13日

縮み志向とユーザビリティ

とにかく仕事柄、どこに行っても PC を手放せないので、セカンド PC として、重量 1㎏弱の "Let's Note" を使っている。大きさは B5 サイズより小さい。

とにかく軽いので重宝しているが、米国人が持ち歩いている PC をみると、ほとんどがオールインワンの A4 サイズだ。

トレードフェアのプレスルーム、空港ロビー、飛行機の中など、どこに行ってもノート PC を開いて仕事をしている米国人を目にするが、A4 サイズより小さいノートを使っている姿を見たことがない。彼らのマシンと比べると、私のは本当にかわいらしくさえ見える。連中はさすがに図体が大きいから、重いものを持ち歩くのを苦にしないのかと思っていた。

しかし、考えてみれば、体の大きさで言えば、私だってそんなに負けてはいない。それに、結構小柄な米国女性も同様に、あの重そうな A4 サイズを開いているところをみると、どうも図体のせいではないのではないかと思うようになった。

聞いてみれば、彼らの移動手段が、車であることが多いので、荷物の重さは、あまり関係ないのだという。なるほどね。

それに、B5 サイズの小さなキーボードでは、彼らは打ちにくくてしょうがないだろう。私だって、自分のマシンのキーストロークがもう少し欲しいと思うほどだ。こう言っちゃなんだが、彼らの指先は私以上にぶきっちょみたいだし。

日本人の「縮み志向」はよく言われるところで、小さくて軽い PC にもそれがよく現れている。しかし、単にスペックとしての 「小ささ」 を追い求めると、ユーザーインターフェイスが犠牲になりはしないだろうか。

一時はやった「カード型電卓」のキーは、全然ストロークがなく、私には全然使えなかった。キーボードには、ある程度以上のストロークが絶対に必要だと思うのである。ストロークがあってこそ、マシンとの 「対話」 に実感が出るのだ。

「縮み志向」の優秀さはよくわかったから、あとは数字を追わずに、ユーザビリティを追っていただきたいと思うのである。

 

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