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2004年7月31日

とんんでもない思い違い

人間誰しも、とんでもない思い違いをしていたということがある。
私の場合、最近の思い違いの中で最大のものといえば、宇宙飛行士の向井千秋さんを、長い間、男性だと思いこんでいたことである。ご当人には大変申し訳ないことである。

言い訳をさせていただくとすると、私はあまりテレビを見ない。だから、ご当人の声を聞いたり、立ち居振る舞いを拝見するということがなかった。

さらに、新聞などの写真では、ショートカットのすっぴんに、宇宙服を着ておられる姿しかお目にかかっていないので、あまり性別を意識しないでニュースに接していた。

それに加えて、最近のニュースは、ことさらに「女性宇宙飛行士の向井さん」などとは言わない。「宇宙飛行士の向井千秋さん」という取り扱いである。こうなると、彼女が女であるということは、ついぞ発想されなかった。

女だからどうという、性差別的なことは、私の中には毛頭ない。それが特別どうのこうのというわけではない。私は迂闊にも、ずっと男だと思いこんでいたという事実があるということで、それは大変失礼なことであったと思っている次第である。

ただ、ジャズ・ミュージシャンが白人か、黒人かということは重要なポイントだと指摘する人もいる。人種差別的な視点からはまったく離れた上で、それでも、きちんと把握して聞くのと知らないで聞くのとでは、違うというのだ。

ある種、その指摘と共通した感覚で、私は向井さんが女であったという事実を、最初からきちんと知っておきたかったという気がする。

 

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