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2004年8月13日

「温泉」 の話題

昨日から仕事で大分に来ていて、宿泊は某健康ランド付属のホテルにした。部屋にはバスが付いていないが、健康ランドの施設を利用し放題というものである。

予約の際は温泉だと思っていたのだが、実はそうではなく、湧き水利用ということだった。こちらの早とちりである。

さっき、この施設のホームページで確認したのだが、確かに「温泉」とは一言も書いてない。温泉地に近いからと言って、「当施設は温泉ではありません」と謳う必要はまったくないし、いかにも温泉を装っているわけでもない。別府で有名な大分だから、当然温泉だろうと、こちらが勝手に思い込んでいただけのことだった。

ところが、「早とちり」では片付けられないのが、伊香保や有馬のケースである。温泉でもないのに、いかにも温泉らしく装っていたり、入湯税を取ったりしていたらしい。やるもんである。

温泉に限らず、日本古来のものというのは、案外怪しいのも多い。どう見ても小麦のつなぎたっぷりの機械打ちなのに、「生そば」「手打ちそば」の幟をバカスカ立てて営業している観光地の蕎麦屋もある。小野小町の生まれ故郷なんていうのも、日本中にある。やるもんである。

小野小町伝説なんて、罪もないことで笑って許せるが、温泉も、その類といえば言えないこともない。当サイトの常連の alex さんも指摘していたが、湯治に行くわけでもないのに、あまりガタガタ言っても仕方がない。確かに「ウソ」はいけないが、単なる観光気分で行くのなら、成分よりも気分の問題である。

そばを食っても、手打ちと機械打ちの区別も付かない人が多いのだから、どっちもどっちである。

tak-shonai の本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」 へもどうぞ

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