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2004年8月17日

チョー気持ちいー

世の中はオリンピック騒ぎだが、私はなぜか、それほど夢中になれないでいる。アトランタ、シドニーの時も、サッカーの W杯ほどには熱狂しなかったが、今回はもっと冷めてしまっているのである。

一昨日など、格闘技 PRIDE の "ハッスル" 小川の結果の方が気になった。

小川の方は、ヒョードルに秒殺されてしまったが、やはり以前から思っていたように、いくら寝技の重心コントロールがうまくても、鋭い関節技を持っていないので、フィニッシュに持って行くまでにモタモタしてしまう。その間に、ちょっと隙を見せるとすぐに相手に関節を取られる。関節をまともに取られたら、重心コントロールも何もなくなってしまう。

ところで、アテネの方だが、いくら冷めてみていても、水泳の北島選手の「気持ちいー! チョー気持ちいー!」は印象的だった。

「おいおい、金メダリストなんだから、もっとマシな言い方はないのかよ」とツッコミを入れたくもなるが、一方で、その率直なもの言いは、「気持ちは、チョーわかるぜ」という気もした。今年の流行語大賞候補が、また一つ増えたな。

目標としていたことを達成したときの快感というのは、まさに「気持ちいー」のである。ドーパミン出まくり状態みたいな気持ちよさである。そのような「達成による快感」というものを、人間はもっと知っておいた方がいいんじゃないかと思う。

小さなことでもいいから、「やったぜ!」と叫ぶような経験を、持っているかいないかでは、人間の器が違ってくるような気がする。

tak-shonai の本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」 へもどうぞ

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