チョー気持ちいー
世の中はオリンピック騒ぎだが、私はなぜか、それほど夢中になれないでいる。アトランタ、シドニーの時も、サッカーの W杯ほどには熱狂しなかったが、今回はもっと冷めてしまっているのである。
一昨日など、格闘技 PRIDE の "ハッスル" 小川の結果の方が気になった。
小川の方は、ヒョードルに秒殺されてしまったが、やはり以前から思っていたように、いくら寝技の重心コントロールがうまくても、鋭い関節技を持っていないので、フィニッシュに持って行くまでにモタモタしてしまう。その間に、ちょっと隙を見せるとすぐに相手に関節を取られる。関節をまともに取られたら、重心コントロールも何もなくなってしまう。
ところで、アテネの方だが、いくら冷めてみていても、水泳の北島選手の「気持ちいー! チョー気持ちいー!」は印象的だった。
「おいおい、金メダリストなんだから、もっとマシな言い方はないのかよ」とツッコミを入れたくもなるが、一方で、その率直なもの言いは、「気持ちは、チョーわかるぜ」という気もした。今年の流行語大賞候補が、また一つ増えたな。
目標としていたことを達成したときの快感というのは、まさに「気持ちいー」のである。ドーパミン出まくり状態みたいな気持ちよさである。そのような「達成による快感」というものを、人間はもっと知っておいた方がいいんじゃないかと思う。
小さなことでもいいから、「やったぜ!」と叫ぶような経験を、持っているかいないかでは、人間の器が違ってくるような気がする。
| 固定リンク
「スポーツ」カテゴリの記事
- 例の小学生空手大会での一件で、遅ればせながら一言(2024.11.14)
- パリ五輪、SNS で「誹謗中傷」することの恥ずかしさ(2024.08.07)
- 野球とサッカーのイメージを比べてみると(2023.05.17)
- 大相撲番付の不思議な伝統(2023.01.23)
- ワールドカップ、既に心は 4年後に(2022.12.06)
コメント