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2004年8月23日

高校野球と地球温暖化

オリンピックの陰で目立たなかったが、高校野球は駒大苫小牧が優勝した。

大会史上、春夏を通じて北海道、東北勢の優勝はなかったが、優勝旗は初めて「白河の関」を飛び越し、津軽海峡を渡ったのだそうだ。これって、地球温暖化と関係あるだろうか。

以前は、東北、北海道は野球不毛の地だった。私が高校までは、甲子園野球でもあまり活躍したという印象がない。せいぜい、仙台あたりのあまり雪の降らない地域の高校が準々決勝ぐらいに行く程度だった。

そう、問題は「雪」と言われていたのである。東北や北海道は、冬の間はグランドが雪に覆われ、まともな練習ができなかった。一年中グランドが使える関東以南の高校に比べたら、これは大変なハンディキャップだったのである。

しかし、最近は様相が違う。たまに冬に帰郷しても、雪の積もっていることが珍しいのだ。根雪というものがなくなってしまった。これなら、そこそこ練習ができる。最近になって、東北勢がにわかにベスト 8 に入り初めたのは、私はこの気象の変化のせいだとにらんでいる。

その代わり、今回は九州勢がまったく振るわなかった。南国の高校は、多分、夏が暑すぎて練習にならないという、逆ハンディキャップの時代になってしまったのではなかろうか。

tak-shonai の本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」 へもどうぞ

 

 

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