「弱音」 を吐かない人たちが・・・
新潟県の北隣、山形県庄内の生まれだからわかるのだが、あの辺の人たちには「弱音を吐く」という文化がない。
とにかく我慢強いのである。「そこまで我慢しなくても」というところまで、平気で我慢する。そして、限界を超えたところで、突然「泣き」が入ってしまうのである。
被災地で避難生活をしている人たちが、沈痛な面持ちを超え、「泣き」が入り始めた。これは相当なことである。よほどの辛さなのである。
あのあたりの人たちは、「弱音の吐き方」を知らない。我慢することしか知らない。どんなに雪が降って道が閉ざされても、端から徐々にかいて行けば、いつかは道ができると信じている人たちである。だから、滅多なことでは匙を投げない。黙々と体を動かす。
「弱音」の吐き方を知らないので、なかなか追いつめられた状態をアピールできない。とても気丈に見える。しかし、そこまで張りつめていた気丈さの限界を超えると、「泣く」しかないのである。口八丁手八丁で、文句たらたら言いながら救いを待つ方が、あるいは気が晴れるかもしれない。
彼らはそうしたやり方を知らないだけに、メンタルな部分の負担が心配である。日本中が応援していると、祈っていると、彼らに伝えるしかない。大きな力が必要である。
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