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2004年10月18日

派手な名前と地味なイメージ

唐突で恐縮だが、私は辰年の獅子座生まれである。龍のライオンである。
ここまで言えば、既にニヤリとされた方も多いだろうが、まだおわかりいただけない人のために、ダメ押しをさせていただく。
要するに、ドラゴンのライオンである。

もうおわかりいただけたと思う。そう、今年のプロ野球の日本シリーズである。セリーグ優勝は中日ドラゴンズ、パリーグ優勝は西武ライオンズ。龍と獅子の争いである。

私はとりたてて野球ファンというわけではないのだが、日本シリーズを争う 2チームが自分の生まれにちなんでいるというだけで、多少気分がいい。単純なものである。どっちが勝ってもハッピーでいられると思う。単純な上に、気楽極まりない。

私個人としては何となくハッピーな気分なのだが、だからといって球場に行ったり、テレビを見たりして試合を楽しもうという気分でもない。世の中の関心も、それほど盛り上がっていないようなのである。テレビ視聴率もそれほど稼げていないだろう。

チームの名前はドラゴンとライオンという、とても派手やかなものなのに、全国規模での人気は、両チームともそれほどでもないらしい。地味同士の対決ということになっているようだ。

なるほど、プロ野球というのはエンタテインメントであるだけに、少しは派手な話題を提供できるようなチーム作りをしなければならないもののようである。あまりに実質本意でもいけない。

あの巨人の清原をみても、高い給料をもらいながら休んでばかりなのに、たまに打席に立てば大声援を送られている。「勝ちさえすればいい」 というものでなく、いかにファンの心の琴線に触れるかが大切なもののようだ。

このあたりは、研究してみるとマーケティング面での役に立つかもしれない。

tak-shonai の本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」 へもどうぞ

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