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2004年11月17日

コストの構造

昨日神戸に出張し、日帰りできるものと踏んでいたのだが思いのほか長引いて、大阪まで戻って泊まりになってしまった。
心斎橋近辺のビジネスホテルはなぜか満室が多く、4軒目でようやく泊まれた。シングルが満室のため、ダブルで8,000円超。今どき、高い泊まり賃についてしまった。

そもそも私は、出張先で泊まるホテルにこだわらない。どうせどこかで一杯やって、夜中に戻って寝るだけだもの。よっぽど汚いとか、空調が故障しているとかいうのを除けば、たいていのことはあまり気にならない。

しかし、昨夜は一緒に仕事をした大阪のパートナーが、一滴も酒を飲めないという正真正銘の下戸なので、一杯やってホテルに入るというわけにもいかず、妙に目が冴えてしまった。

晩飯は、彼のお奨めの回転寿司である。「かっぱ寿司」とかいう店だ。「関東にもありますか?」と聞かれたが、あまり覚えがない。(追記: 実は全国展開と、後から知った)

その「かっぱ寿司」に入って驚いた。ものすごい広さである。小学校の体育館ぐらいの広さの店内に、細長い「シマ」がいくつか並んでいて、それらの片側がつながっており、寿司が長い旅路を延々と回っている。そして、値段はすべて 100円 (税込 105円)。さすが大阪で、この値段でも、けっこう許せてしまう味だ。

若い頃なら大喜びで 15皿ぐらい食っただろうが、この歳になると、いくらがんばっても 2桁には達しない。大の大人が二人で晩飯を食って、領収書の金額は 2,000円にならかった。これじゃあ、かえって税務署が怪しむかもしれないじゃないか。

というわけで、ホテルでバタンギューというわけに行かなかったので、それなりにきれいで、バスタブもちゃんとした大きさの部屋というのは、さすがにありがたかった。

晩飯代と宿泊代をトータルで考えれば、普通の出張のレベルという結果に落ち着いたわけだ。どこかでコストがかかっても、よく考えると、ほかのどこかで浮いていたりする。ありがたいことである。

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