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2004年11月26日

急ぎたい者には急がせてやる

半年近く前にも書いたが(参照) 、茨城県の運転マナーは、あまりよろしくない。かなり強引だし、なまじ道路が整備されているので、スピードも相当出ている。
茨城県民は、道路に標示されている制限速度の 2倍までは出してもいいと考えているという、恐ろしいジョークまである。

普段こんな地域で運転しているためか、帰郷すると、国道の流れがとても緩やかに感じられてしまう。それは、茨城県を一歩外れて福島県に入ったとたんに感じてしまうのだ。

片側 1車線の追い越し禁止区間が延々と続く国道で、軽トラックの後についてしまったら、悪夢である。制限速度 50キロの道なら、だいたいどこでも 60キロぐらい出すのが日本の常識みたいになっているが、彼らはその道を 40キロぐらいでノロノロと走るのだ。

長距離を行くドライバーにとって、これはとても辛い。アテネ五輪の男子マラソンで、快調に走っているところで変なオッサンに邪魔されてしまった、ブラジルのリマ選手もかくやと思うほど、ペースが乱されてイライラする。

私は、追い越し禁止区間でも後ろから迫ってくる車があったら、適当なところで左ウィンカーを出してスピードを落とし、合法的に追い越させてあげることにしている。急ぐ者にはそれなりの事情があるのだろうから、あえて前を塞ぐ無粋はしたくない。

ところが 「のんびりやさん」は多分、後ろなんか気にしたことは生まれて一度もないのだろう。後ろに何十台つながろうが、まるでパレードを引き連れているかのように、延々とゆったり走るのである。

こうした車の多くは、急な上り坂でも登坂車線の意味を理解していないようで、通常の走行車線を当然のごとくノロノロ走る。そうなると、後続車が登坂車線を通って続々と追い越していくという、あり得べからざる光景が現出する。

日本の警察は、スピードはひたすら抑えていさえすれば安全という立場のようなのだが、極端に遅い車がいると、かえって危険なのである。ぶち切れたドライバーが危険な追い越しをかけるし、最後尾では追突の危険性もある。

それから高速道では、ちょっと激しい雨が降ると、最高速度 50キロという速度制限が行われることが多い。しかし、高速道路で 50キロなんていうスピードは、到底現実的なものではない。私は一度、試しに本当に 50キロで走ってみようとしたことがあるが、後ろからバンバン煽られて、恐怖のあまり 60キロ以下に落とすことができなかった。

本当に 50キロで走って後ろから追突されたら、道路公団は責任取ってくれるのだろうか?

極端な猛スピードでもない限り、多くの車が常識的な速度でクルージングできるような配慮を、きちんとすべきだと思うのである。

これは、エスカレーターに乗る時に二人並んで乗らないとか、歩道の道幅一杯に並んで歩かないとか、高速道で追い越しをしたらすぐに走行車線に戻るとか、ちょっとした気配りの範囲内のことなのだが。

tak-shonai の本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」 へもどうぞ

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コメント

大分前に書かれた様ですが、私も約5年前まで茨城県龍ヶ崎市に住んでいました。その当時、最初はバイクで柏の職場まで通っていましたが通勤途中何度もR6号で危ない目に遭いました。まずはトラックによる巻き込み事故。この時は4tトラックのバンパーを私の脛でひん曲げた挙げ句、左ミラーを飛ばし、私はガードレールをすり抜け歩道の脇の茂みの中へバイクごとダイブしました。…が、頚椎捻挫と打ち身との診断で3日後には仕事復帰。それから約2ケ月後…狭い抜け道を走行中、スクールゾーンという事もあり法定速度で走行中、カーブを曲がった途端に車が!とっさにフルブレーキ正面衝突!だったけど相手のバンパーがちょっぴり凹んだ程度。だけど生け簀か無い銀行員(>_<)カローラなのにバンパー代が高かった。次にやられたのは朝の6号でダンプによる幅寄せ!その時「俺が何かしたのか?」と思ったがそれより歩道と路面の隙間がチャリでも無理な幅しか無かったもんで、とっさに歩道へ逃げる…と同時にダンプも平走…だけどバイクの機動が勝っていた為ダンプを抜かしそのまま車道へ。その日の帰り取手駅前辺りで私の前に大型トラックが右車線から左折レーンへ…ウィンカーも出さず速度も80Km~100km位もう少しブレーキが遅かったら弾かれてたかもしれません。1年後車を購入。少しはリスクが減るかと思ったけど余り変わりませんでした。取手駅方面から左車線を走行中、取手警察署手前脇道からオバチャン車が…普通なら下ってくる車の速度を予想して速ければ通り過ぎるのを待つけれど、そのオバチャンは躊躇せずいきなり出て来たもんだから私はフルブレーキ![オバチャン発見からフルブレーキまで約2~5秒]右に避けた途端オバチャンも右へ!私は再び左へ!…と何で待てないのか。疑問。あとは逆恨み。ある時、右車線を走る車の一台が右折するために渋滞になってたが私は左車線を走行していたのでそのまま通り過ぎ様とした直後、右車線にいたドカチンのバンが私の横っ腹に…ぶつかりはしなかったけどそのドカチンは私が意地悪をしたと勘違いして執拗に5km位煽ってきた。流石に私も頭にきたので車を停車させドカチンと口論(交通の少ない場所で)相手も暫く怒鳴っていたが酔いが覚め落ち着いたらしく帰って行った。ホントに運転マナーもモラルも欠けてる県だった。茨城県警が配ってたステッカーには【広めよう茨城県の交通マナー】というのがある。マジ止めて貰いたい!!

投稿: TaKa | 2007年7月 7日 12:51

TaKa さん:

ずいぶん危ない経験をされてますね。

>【広めよう茨城県の交通マナー】というのがある。マジ止めて貰いたい!!

むむむ、確かに。
茨城県の交通マナーなんか広めたら、大変なことになる。

投稿: tak | 2007年7月 7日 20:45

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