Firefox を使い始めた
BBS にも書いたのだが、話題の ウェブブラウザー "Firefox" を導入した。これまで使っていた Netscape(ネスケ)同様、Gecko エンジンなので、違和感がない。
ネスケも悪くなかったが、メーラーなどと統合されているために、何しろ重かった。その点、Firefox は軽い。
私は約 10年前にインターネットを初めて以来、ウェブブラウザーは ネスケを使い続けてきた。そういうものだと思っていた。インターネット・エクスプローラー(以後 IE と略す)は、初めのうちはいかにもちゃっちかったし、セキュリティ問題も続々出てくるので、到底使う気にはなれなかったのである。
しかし、世の中ではネスケはどんどんマイナー化の一途を辿っていた。その要因のトップは、もちろん MS が Windows に IE を強制的にバンドルしてしまったことだが、それだけでは、従来のネスケ・ユーザーまでがこれほどまでに IE に流れたりはしない。ネスケにも問題はあったのだ。
それは、ネスケの元々の開発コンセプトが「巨艦主義」だったことである。ネスケにはメーラーの他に、AOL のインスタント・メッセンジャー、「コンポーザー」という HTML エディターまで統合されている。だから、ちょっと重くて、とくに起動には恐ろしく手間がかかる。
起動が面倒なので、私はネスケを常駐させる設定にし、それでも面倒なので、他の作業をするにも常に起動させっぱなしにしていた。すると、メモリーが消費されるので、他のプログラムまで多少重くなってしまう。メモリーの小さなノート PC では、フリーズの原因になったりする。これはちょっとしたストレスだった。
かといって、今さら IE を使う気には到底なれない。セキュリティ問題だけでなく、タグブラウザーに一度慣れてしまうと、新しいページを見るたびに次々に新しいウィンドウを開かなければならない IE は、うっとうしくてたまらないのである。今や、IE は世界一危険で不便なブラウザーになってしまった。
今回の Firefox 導入で、私のこれまでの不満はかなり解消された。とにかく軽快に動作するのである。起動が早いので、いつでも気軽に終了させられると思っていたが、なにも終了させなくても軽いので、他のソフトにほとんど影響しない。プログラムが軽いというのは、こんなにも大切なことだったのかと改めて認識した。
まだ IE をお使いの方がおられたら(というより、かなり多いと思うが)、Firefox はお薦めである。一つのウィンドウの中に、タブで複数のページを開けるというだけで、「これまで、どうして IE なんか使っていたのだろう」 と思うはずだ。ダウンロードは簡単。これまでの IE のお気に入りなども、まったく自動で引き継いでくれる。ダウンロード・サイトは、下記。
もう一つ、忘れてはならないのが、Mozzilla のメーラー、Thunderbird の導入である。これは、今まで使っていた ネスケのメーラーとほとんど同じで、起動が早くなっただけなので、まったく戸惑わずに済んでいる。ただ、これは窓の杜で入手した日本語版の β版のようで、正式の バージョン 1.0 は今月末にダウンロードできるようになる。
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