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2004年12月 2日

流行語大賞へのツッコミ

今年の流行語大賞が発表された。この賞、昨年から 「ユーキャン流行語大賞」という名称になっていたみたいなのである。「ユーキャン」て何だ?と思ったら、生涯学習の通信教育屋さんだという。
何だかよくわからない。このスポンサリング、効果があるのかなあ。

今年の流行語大賞は、アテネオリンピック水泳で金メダルを取った北島康介選手の「チョー気持ちいい」だそうだ。私自身、8月 17日の当コラムで「今年の流行語大賞候補が、また一つ増えたな」と書いたが、実際問題としては、「話題」にはなったが、「流行語」という名に値するほど流行ったかといえば、それほどでもないような気がするのである。

最近の「流行語大賞」は、何だか選考基準というか、ノミネートの基準自体に疑問を感じるのである。

例えば、安易に固有名詞が入りすぎていることだ。今回も「セカチュー」と「冬ソナ」が入っている。両方とも正式なタイトルを短くして流行語化したと言えば言えなくもないかも知れないが、所詮、その言葉に意味があるのではなく、元の小説とドラマの方がブームになっただけで、 「セカチュー」と「冬ソナ」という言葉が独立して新しい意味をもったわけではない。

同様に、一昨年の「タマちゃん」、「W杯(中江津村)」なんてのも、「流行語」というよりは「話題になった物や現象の名前」というだけにすぎない。

極めつけは、1993年の「Jリーグ」、94年の「関空」、95年の「インターネット」など。「こんなの、『流行語』じゃなくて、単に『新し物の名称』じゃん!」と思ったら、この企画、一昨年までは 「ユーキャン流行語大賞」 ではなくて、「新語・流行語大賞」 だったことに気付いた。

なるほど、それで「新語」も含まれるわけか。でも、それ以後は、「流行語大賞」という名称になってるし、どうもこの企画のコンセプト自体がアバウト過ぎるな。

それに、「関空」「タマちゃん」「W杯 (中江津村)」「冬ソナ」 なんていう固有名詞は、「新語」とも言うのも異論があるのではなかろうか。「当社の『現代用語の基礎知識』に新しく載せた言葉大賞」というのなら、よくわかるが。

ストロングスタイルの「流行語」と言えるのは、やっぱり、今年の「言うじゃな~い」とか、昨年の「なんでだろ~」「へえ~」とか、古くは 94年の「同情するなら金をくれ」とかの、「ナンセンス系」や「決め台詞系」だろう。それから、今年の「自己責任」や、昨年の「毒まんじゅう」などの時事ネタだ。

「セカチュー」とか「冬ソナ」が「流行語」だなんて言われると、連想ゲームで「カレーライス」に対して「おいしい!」とか「好き」なんて反応してるオツムの中身の薄いアイドルタレントみたいな感じがして、 「そりゃ、マンマじゃねぇか」とツッコミたくなるような芸のなさを感じてしまうのだ。

tak-shonai の本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」 へもどうぞ

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