汗だくのサンタクロース
「おはよう富良野」 というサイトで提供してくれている画像をみると、素晴らしいホワイトクリスマスである。
関東は相変わらず (?) の小春日和。東京でイブに雪が降ったのは 1965年が最後で、その前は 1891年だそうだ。あと 30年以上待っても、降るかどうかの確率だ。
一方、南半球のブラジルでは、クリスマスは真夏のイベントなので、ホワイトクリスマスなんてなりようがない。とくに熱帯では、冬だとしても雪なんか降らない。それだけに、ブラジルの人たちはホワイトクリスマスというのにあこがれがあるそうだ。
知り合いに日系三世のブラジル人がいるが、彼に聞いたところ、ブラジルでもサンタクロースは、あの赤い服を着ているという。同じ赤い服でも T-シャツと半ズボンのサンタでは、やっぱりイメージが狂ってしまうのだ。だから、商店街でサンタさん役をする人は大変である。汗だくになってしまう。熱中症対策をしなければならない。
なんだかんだと言っても、今の世界は北半球主導で動いているもののようである。サンタが T-シャツで登場するようになったら、世界の構造が変わったということだ。
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