ミスタードーナッツ絶縁宣言
昨夜 11時、常磐線取手駅西口のミスタードーナッツに入った。この店の表示によると、2階の 40席が喫煙席となっている。
1階の 14席は、一応禁煙席となっているが、客の出入りが多く、落ち着かない。煙草が嫌いなものとしては、ちょっと何とかしてもらいたい気がする。
それに、1階の禁煙席はほぼ満席に近いのに、試しにちょっとのぞいてみたら、2階の喫煙席は 3分の 1も埋まっていない。こんな状態では、客のわがままばかりでなく、店としても禁煙席を増やした方が利益につながるだろう。
というわけで、客として店側にささやかな希望を伝えてみたい気持ちになり、レジの女の子に、まず一言聞いてみた。
「喫煙席は 40席もあるのに、禁煙席はこれしかないの?」
すると、彼女はこう言った。
「2階はすべて煙草を吸う人というわけでなく、吸わない方も座っていいんです」
これには少々呆れた。
「煙草の煙が嫌いな者にとっては、それは耐え切れないから、できれば、禁煙席を増やしてもらうとありがたいな」
彼女はまた、にこりともせずに言った。
「それはお店の自由ですから」
まあ、それはそうだ。確かに店の自由である。それを最大限認めるにやぶさかではない。厳密に言えば、法律で公共のスペースでの喫煙が禁じられている国や州もあるから、世界中で店の自由が主張できるわけではないが、ここ日本においては、たしかにその通りである。
しかし、店の自由ということと、客の希望に耳を傾けるということは、別問題である。それに、客に向かって自分の働いている店を「お店」というのは、常識的におかしい。
この時点で、私は次のように思ったわけである。
ミスタードーナッツという店は、客の希望に耳を傾けることのない企業なのではなかろうか。いやいや、もしかしたら、それは極端な判断かもしれない。
しかし、少なくとも、従業員に客の希望に耳を傾けるような教育をしていない企業であることは、事実が証明しているような気がする。そして何よりも確実なのは、口のきき方の教育は決定的に不足している。
以上のように思うのは、私の自由である。
そして、そんな店を二度と利用しないというのも、明らかにこちらの自由であるから、ここでそう宣言させていただくわけである。ミスタードーナッツのドーナッツなんて食わなくても、全然困らないし。
念のため、これは私の個人的な宣言なので、ミスタードーナッツのドーナッツと店の方針が好きな人にまで強制しようなんて大それた気は、毛頭ないことを書き添えておく。
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