「頭痛の日」という訳のわからない記念日
昨日、2月 2日は「頭痛の日」だったそうだ。 慢性頭痛に悩む人たちで結成した「頭痛撲滅委員会」が、「ず (2) つう (2)」 のベタな語呂合せで、平成 13年に制定した。
慢性頭痛に悩む「頭痛持ち」の存在をアピールし、社会に理解の輪を広げるのが目的だったらしい。
ところが、この「頭痛撲滅委員会」という組織は、今では活動を休止しているのではないかと思われる。「今日日日記」 というサイトによると、結成された年の平成 13年には「頭痛川柳」の募集をしていたが、翌年には早くもサイトが消滅してしまっていたようである。
つまり「頭痛の日」は、その推進団体がたった 1年で活動を休止してしまったにも関わらず、名前だけが一人歩きして、4年経った今でも語り継がれているというわけだ。実体が不明確になっても名前だけは残るというあたり、先日取り上げた「カレーの日」に似ている。(参照)
作るのはたやすいが、廃止するのは難しいというのは、どうでもいい法律や規則、制度、果てはお役所の要りもしない部署、外郭団体などと通じるところがある。コワイものである。うかつにモノは作れない。
部署や制度を作るときは、その規定の最後の方に細則として、以下のような条項を付け加えたいものだ。
1.この部署(あるいは制度)は、○年後に廃止する。ただし、廃止による影響が甚大である場合に限り、延長が認められ、1年後に改めて見直しを行う。
2.上記の見直しを行う主体が消滅してしまった場合は、当該制度も同時に消滅したものとする。
こうでもしないと、わけのわからない制度や団体が乱立して、収拾がつかなくなってしまう。
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