年度末工事渋滞
世間では三連休だが、私は休みではない。それどころか、逆に忙しい。
今日は古河まで行ってきた。茨城県の西の端である。読み方は「こが」で、「ふるかわ」ではない。三連休初日の行楽渋滞に年度末工事渋滞が重なり、通常の倍近くの時間がかかった。
年度末に工事が増えるのは毎度お約束で、別段驚きも腹が立ちもしないが、それでも不条理は感じてしまう。あれは必要もないところを掘り起こしているのである。掘り起こさなかったら、役所の予算が余って、上司に怒られるのである。
民間会社は節約して支出を抑えれば褒められるのだが、お役所というところは節約するとヒンシュクを買う。これは小さな村から国家にいたるまで、例外のないことである。予算が余りそうになると、必死に無駄遣いをしてでも消化しようとする。
これは、役所に限らず、団体などでも同じである。年度末に予算が余りそうになると、文房具屋が開けるほど事務用品を大量購入したりする。その結果、糊などは使いもしないうちに固まってしまって、3年後に大量廃棄したりする。
役所や団体にも限らない。実は民間にしたって、利益があまりにも出すぎると、交際費や旅費を必要以上に使って税金を抑えたりする。最近はこうした話はとんと聞かないが、バブルの頃はタクシー代使い放題ということもあった。
個人にしてもそうである。誰かが宝くじに当たったりすると、親類縁者がよってたかって食い物にする。水は低きに流れ、人は気楽に使える金のあるところに集まる。
だから、年度末工事には必要以上なことを声高に言う気はないが、それでも、予算消化の単年度主義を多少手直しすれば、地方自治体から国家にいたるまで、赤字体質が少しは改まるように思えることも事実である。
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コメント
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投稿: 人気BLOGランキング | 2005年3月20日 20:50