クズタグの荒野から生還
私のサイト(「知のヴァーリトゥード」)は、テキスト中心とはいえ、ビジュアルに凝っていないというわけでもない。
バナーやボタンのほとんどは自作だし、色使いも、気付いてもらっているかどうかは別として、「浮世絵の色」のコンセプトで統一しているつもりなのである。
とくにトップページは、テキストサイトにあるまじき込み入ったレイアウトにしている。原型は、まだウェブデザインの腕が未熟だった頃に作り上げたものなので、テーブルをコテコテに使って、無理矢理のレイアウトにしている。さすがに、テーブルの入れ子は原則 2層までにとどめているが、「今日の一撃」 のリード部分は、仕方なく 3層にしている。
ここまで凝ってしまうと、HTML タグのベタ打ちでは、ちょっとこなしきれない。自分のトップページの HTML ソースなんか、自分で見てもゴチャゴチャでわかりづらくてしかたない。
そんなこんなで、私はサイトの作成・更新には、DreamWeaver Ver.4.0 というのを使っている。このソフト、ちょっとプロ仕様っぽくて値段も高いので、2年オチのバージョンである。Homepage Builder も、人に使用法を聞かれた時のために一応インストールしてあるのだが、自分ではほとんど使わない。
というのは、Homepage Builder というのは、ちょっとクセのある作りをする上に、クズタグ(HP作成ソフトが自動的に生成して、使わなくなっても消されずに残っているタグ)が異常に多く残るという定評があるからだ。
その点、自分の使っているのは DreamWeaver だから、大丈夫のはずだと思いこんでいたのである。人にソースを覗かれて恥ずかしいようなクズタグは、皆無ではないにしろ、それほど目立つほどではないはずだと信じ切っていたので、最近は自分のページのソースを見ることすらなくなっていた。
ところが一昨日、ほぼ 1年半ぶりぐらいに自分のトップページのソースを覗いてみて、愕然としたのである。ページの真ん中のあたりが、びっしりとクズタグの中に埋もれていたのだ。
ありがちなことだが、やはり、フォントサイズと色の指定が何度も何度も繰り返されて死骸と化し、累々と堆積している。あまりのクズタグ密度で、それがページのどの部分かを特定することすら、難儀を極めたほどだ (なにしろテーブル多用で、ただですら込み入ったソースなので)。
我がネットの盟友、Rtmr さんなんか、タグ打ちの名手で、いろんなサイトのソースも気になるみたいなので、きっと我がトップページも覗いて、「あ~ぁ、外面ばっかり整えても、裏を返せばクズばっか!」なんて、内心呆れていたのではなかろうか。あぁ、恥ずかしや。
というわけで、気付く限りのクズタグを手作業で消しまくった。時々消してはいけないタグまで消してしまい、ブラウザで確認すると、レイアウトが崩れまくって、一体どこの間抜けのページかみたいな様相になるのを、あわてて復元したりして、小一時間もかかってしまった。
その結果、わがトップページのファイルサイズ(画像を除く)は、修正前は 40KB もあったのに、クズタグを消しまくっただけで 28KB に軽量化してしまったのだった。それまでは、皮下脂肪率が 30% 以上の肥満体だったわけだ。
まあ、たった 12KB 減っただけでは、表示の速さにそれほどメリットがあるわけでもないし、とくに、昨今の夜 9時過ぎの @nifty ホームページ・サーバの状態では、どうせ重くてどうしようもない。それでも、ソースを覗かれて呆れられる心配は軽減したわけだ。(あるいは、CSS などでもっと効率的な作りをすればいいと思われるかもしれないが)
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