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2005年4月 6日

二十四節気のお勉強

昨日 4月 5日は、暦の上で「清明」という日だったそうだ。これは「二十四節気」の一つで、立春、啓蟄、春分の次に来るもの。その次は穀雨となる。
「暦便覧」によれば、「万物発して清浄明潔なれば、此芽は何の草としれる也」という日だったのだそうである。

「此芽は何の草としれる也」なんていうのは、かなり趣のある言い方で、昨日の陽気などはまさにそんな感じだったので、感心してしまった。旧暦大好きな私も、この「二十四節気」というものには疎かったので、これを機会にちょっと勉強してみた。

二十四節気を全て上げると、以下のようになる。

季節 名称 読み 時期
立春 りっしゅん 2/4 頃
  雨水 うすい 2/19 頃
  啓蟄 けいちつ 3/6 頃
  春分 しゅんぶん 3/21 頃
  清明 せいめい 4/5 頃
  穀雨 こくう 4/20 頃
立夏 りっか 5/6 頃
  小満 しょうまん 5/21 頃
  芒種 ぼうしゅ 6/6 頃
  夏至 げし 6/21 頃
  小暑 しょうしょ 7/7 頃
  大暑 たいしょ 7/23 頃
立秋 りっしゅう 8/8 頃
  処暑 しょしょ 8/23 頃
  白露 はくろ 9/8 頃
  秋分 しゅうぶん 9/23 頃
  寒露 かんろ 10/8 頃
  霜降 そうこう 10/23 頃
立冬 りっとう 11/7 頃
  小雪 しょうせつ 11/22 頃
  大雪 たいせつ 12/7 頃
  冬至 とうじ 12/22 頃
  小寒 しょうかん 1/5 頃
  大寒 だいかん 1/20 頃

春夏秋冬にそれぞれ 6つずつの節気が配せられていて、お馴染みの 春分、夏至、秋分、冬至 の4つは、二十四節気からの呼び名だったわけで、これらは「二至二分」と称せられるらしい。このほかに、立春、立夏、立秋、立冬 の 4つを入れて、「八節」という。それぞれの八節の間に、結構文学的表現の節気が二つずつ入る。

旧暦の日付というのは、新暦に当てはめると一カ月前後ずれることが多い。それなのに、二十四節気というのは、新暦で大体定まっていて、1日ぐらいのずれしか生じない。

これはどうしてかというと、太陰暦を基にした旧暦の中でも、二十四節気は季節にきちんと合わせるために、太陽暦に沿って決められていたらしい。確かに、 「二至二分」は太陽暦に沿わなければ決定できない要素だ。それで、旧暦は正確には「太陰太陽暦」と分類されるわけだ。

これにより、3年に 1度ぐらいの割で生じる「閏月(うるうづき)」(旧暦では、1年が 13か月という年があった)というのを、一年のうちのどこにはさむべきかが決められた。つまり、二十四節気の狂わないところに入れられたわけだ。昔の人というのは、暦を計算するのにかなり高度な論理を使っていたことがわかる。

このおかげで、旧暦というのは日本の季節感をとてもよく表すことのできる暦として練り上げられたわけだ。

ちなみに、「立春」の日などには、テレビのニュースでよく「暦の上ではもう春ですが・・・」などと言うが、これは誤解を生みやすい言い方だ。「立春」 というのは、「春になった」というよりは、「冬の寒さがピークに達し、これ以上寒くはならないので、春に向かうしかない」という意味合いのようだ。

だから、「春への道しるべが立った」ぐらいのニュアンスとみた方がいい。8月 8日頃の「立秋」というのも、同じように考えればいいだろう。「立夏」「立冬」は、論理の都合で行きがかり上みたいに設定されたらしく、ちょっと微妙だが。

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