世俗の高み~声優のキャラ
本宅サイトの 8万ヒットは、週末になるという私の予測を裏切って、金曜日の昼過ぎに達成された。踏んでくれたのは、博多発の世俗の高み、kumi 嬢であった。
BBSの 「80000」 というタイトルに 「踏んだかも・・」 という最上級シンプルのカキコに幻惑され、キリプレ和歌はまだできない。
ところで、「ドラえもん」の声優が入れ替わったという話は聞いていたが、新しい声の放送を初めてみた。確かに「全体的に甲高くなった」という評判通りだった。
我が家の末娘は、当初は「今度のドラえもんの声はむかつくよ」なんて言っていたが、近頃は善き理解者で、暖かく見守っているようである。ふむふむ、なるほど、そのうちに板について、新しいドラえもん像が確立されるだろう。
思えば、大山のぶ代さんという声優は偉大な存在であった。(現役の人に対して過去形の表現、甚だ失礼なのは十分承知の上で、こう書かせていただいた)
「んもう、しょうがないなあ、のび太君」なんて言いながらも、のび太のドジに対して決して必要以上の怒りは見せず、ある種、母親のような愛深さをもって接する「ドラえもん像」は、大山のぶ代さんなくしてはあり得なかったキャラなのだと、今にして初めて気付く。
今度のドラえもん(水田わさび)は、なんとなく「ドラえもん度」が薄いような気がするが、それは、偉大なる大山さんの直後ということで、仕方のないことだ。こぶ平の正蔵を、先代正蔵の林家彦六と比べても詮ないのと同じである。
今はまだ、ドラえもんを演じることで手一杯で、あの「愛深さ」 は表現しきれていないが、そのうちに新しいイメージの「愛」が醸造されるだろう。それを期待しよう。
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