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2005年4月18日

赤に変わらない黄信号

中国の反日デモについて、ごく当たり前の反応をここに書いてもしょうがないが、あんな風に堂々と素顔を晒して投石をする上海のあんちゃんには、「あんた、志が低すぎるよ」と言ってあげたい気がする。

「自分の安全は保証された乱暴狼藉」を働くのは、単なる「お調子者」だ。

帰りのバスまで官憲によって用意されているような「暴力的示威行動」なんてのは、聞いたことがない。そんな場面で石を投げたところで、かっこ悪くてしかたないじゃないか。

領事館への投石なんていう違法行為を働く場合は、顔を隠すのが常識というモノだ。日本ではその昔、ある程度は官憲に「泳がされていた」とみられるフシのある全共闘だって、ヘルメットにタオルという正装で素顔を隠していたものである。

あれほど堂々と素顔を晒しているというのは、決して逮捕されないという保証があるからである。マッポとつるんで暴れるなんてのは、10年後に自慢のできる話じゃない。

あれでは、 「赤信号、皆で渡れば恐くない」以下の所業である。何せ、「絶対に赤に変わらない黄信号」なのだから。

あんなに「官民グル」がまともに印象づけられるようでは、演出が下手すぎる。頭の悪い演出家と、センスの悪い役者による、「最も安直な鬱憤晴らし」に群がっているようでは、国の将来も思いやられる。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」 へもどうぞ

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