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2005年6月15日

晴れ男伝説

いつもは日付の変わる前後に更新するのだが、夕べはばったりと寝てしまって、珍しく更新が昼近くになってしまった。

朝から雨が降っている。このところ、梅雨入り宣言が出たあと、1,2日は雨が降って、その後はカラカラというパターンが多かったが、今年は辛うじて雨が戻って幸いである。

既に何度も書いていることだが、私は晴れ男である。

11日は某雑誌の取材で群馬に出張したのだが、それは関東甲信越地方の梅雨入り宣言の翌日だった。朝から小雨がぱらついている。

30年近く、出張先で傘をさしたことがないという、私の晴れ男伝説もついに破れるときが来たかと覚悟したのだが、ところがどっこい、それはしぶとく生き延びたのである。

雨は降るには降ったのだが、それは車での移動中と屋内での取材中で、屋外で撮影しようとすると、好都合なことにきっちりと止むのだった。同行したカメラマンは、「さすが、晴れ男の威力はスゴイねぇ」と感動していたのである。

過去にもそんなことがあった。90年代初頭、当時勤務していた某団体が、某ラジオ局と共同で屋外イベントを行ったのだが、その日は夜明け前から土砂降りである。さすがに中止も想定されたが、私は「大丈夫、大丈夫、俺が一枚噛んでる限りは、晴れるさ」なんてノー天気なことを言っていた。

そして、まさにその通り、そのイベントの始まる 30分前に雨はぴたりと止み、3時間のイベントが終了した瞬間に、再び土砂降りになった。あまりのできすぎに我ながらビックリするほど、ありがたい結果であった。

実は、晴れ男でいるには秘訣がある。それを教えてくれたのは、尊敬する I 氏 (故人) であった。

I 氏曰く「天気に恵まれたかったら、天気に不足を言っちゃいけねぇよ」

これだけのことである。「暑けりゃ暑いでありがたい、寒けりゃ寒いでありがたい、降れば降ったでありがたい」そんな気持ちでいればいいというのである。

この言葉で、I 氏が本当に言いたかったのは、天気にとどまらず、森羅万象に感謝の心を持てということだったのだと思う。そうすれば、森羅万象と調和できる。確かにそういう人だった。

私は修行が足りなくて、そこまでは行っていない。今のところ、せいぜい天気止まりである。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」 へもどうぞ

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