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2005年7月16日

Google の "Page Rank"

近頃私は、メインのブラウザーとして Firefox を使用している。以前は Netscape を使っていたのだが、乗り換えてしまった。

この 2つは、はっきり言って似たようなものなのだが、Firefox がムードに乗ってシェアを伸ばしてしまった結果、Google まで Firefox 対応の Google Bar を提供してくれた。

ムードというのは大したものである。Netscape は、以前は一世を風靡したものの、マイクロソフトの徹底した攻勢によって息の根を止められかけていた。しかし、Netscape のブラウザー機能だけを取り出して軽くしてみただけといった風情の Firefox が、ちょっとしたはずみで、順調にシェアを伸ばしているようなのである。

それで、Google としても無視できなくなって、Firefox 対応の Google Bar を提供し始めたわけだ。

Internet Explore(以下 IE)ユーザーには既にお馴染みの Google Bar の機能に、"Page Rank" の表示がある。「Google 特有の機能で、ページの重要度を示します」 と説明されている。

たまに使ってみる IE で自分のページ(「知のヴァーリトゥード」)をみると、久しく "3/10" と表示されていた。この数字は、個人ページとしては中ランクの評価なのではないかと思う。

ところが昨日、Firefox 対応の Google Bar をインストールして表示させてみると、いつの間にか "4/10" になっている。どうやら、「中の上」 程度にランクアップされたらしい。これは、それなりに嬉しいというのが、人情というものである。

人並みに嬉しがってはみたものの、この "Page Rank" というのは、いったいどういう基準でランク付けされるのだろうかというのが気になった。そこで、Google の詳細説明のページに行ってみると、急に英語表示になってしまった。

日本語で読むのもうっとうしいような持って回った説明で、結局はよくわからないのだが、手短に言えば、より多くのページからリンクされているページは重要と判断され、しかも、重要なページからのリンクほど高く評価されるというコンセプトで計算されているようなのである。

よく考えてみると、「重要なページからのリンクほど高く評価される」というのも、じゃあ、その「重要なページ」というのは、どうやって判断されているのかという疑問に行き着き、それはそれでそれなりの計算がなされているのだろうが、結局のところは、よくわからない。

よくわからないけれども、まあ、そのブラックボックスの中で、私の「本宅サイト」のランクが 1つ上がったわけである。リンクしてくださっている方々には、深く感謝する次第である。

そして、さらに深読みすると、1つだけだがランクアップしてしまった私のところからのリンクは、リンク先のランク評価にも、いくばくかの貢献ができるのではなかろうか。

それを思うと、決して偽善ではなく、自分のサイトの少々のランクアップだけをとるより嬉しい気がする。インターネットというのは、そのようにして「相互に成長する」という、民主的なメディアという側面を持っていると思うのだ。

毒を食らわば皿まで・・・本宅サイト 「知のヴァーリトゥード」 へもどうぞ

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